個人型確定拠出年金(iDeCo)って何?始め方や運用商品の選び方も解説!

最近ネット上や広告などでもiDeCo(イデコ)という言葉をよく聞きませんか?

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政府

年金はもう払えないから、若い人達とりあえず頑張って老後までに最低2000万円貯めてよろしく!

…と言われ始め、投資や資産運用に目を向ける人が増えて来た中で、「とりあえず”イデコ”を始めると良いらしい」なんて話を聞いたりします。

でもイデコって何でしょう?どうやって始めれば良いの??

という方向けに今日はiDeCoの概要と始め方のステップなどを紹介していきます。

iDeCoだけで老後充分なお金が貯められるわけではないですが、多くの人にはその税制メリットが大きく「めっちゃ儲かるわけじゃないけど色々お得だから入っておいた方がいいよ」くらいのシステムです。

この記事を読めばざっくりiDeCoとは何か、どうやって始めれば良いか、と言ったことが分かってくると思います。

YouTubeで動画でも解説しているので、耳で聞きたい方はこちらもどうぞ^^

個人型確定拠出年金(iDeCo)とは何か?

まずは「イデコ」「iDeCo」「個人型確定拠出年金」とは何かについて順に説明していきます。

この名前からなんとなく「個人で入る」「年金」のようなものなんだろうというのは想像が出来ると思います。

始めに、年金には「確定給付年金」と「確定給付年金」の2種類があります。

確定給付年金とは、将来の給付額を決めて、そのために必要な掛金を計算して毎月支払います。

一方で確定拠出年金とは、毎月の掛金を決めて、得られた運用益に応じて招待受け取れる年金額が変わります。

確定拠出年金は“Defined Contribution”と言いますが、この頭文字をとってDCと言われたりします。

DCには会社が掛金を負担してくれる「企業型DC」と自分で掛金を負担する「個人型DC」があり、最近よく話題になるiDeCoはこの「個人型DC=individual-type Defined Contribution」を略してiDeCoと呼ばれています。

ここ数年よく名前を聞くようになったiDeCoですが、実はこの個人型DC自体は昔から存在している制度でした。

2017年以前は自営業者や一部の会社に勤める人しか加入出来なかったのですが、2017年の法改正で加入出来る対象者が一気に広がったことで注目を集めるようになりました。

日本の年金制度は、全国民が加入する国民年金(基礎年金)に加えて、会社員や公務員は厚生年金に加入します。

それに加えて3段重ねの年金として近年iDeCoにも加入出来るようになったということです。

勿論厚生年金のない自営業の方や、専業主婦の方も加入することが出来ます。

なぜiDeCoは勧められてるの?メリットやデメリットは?

ところで、他にも個人年金などは色々とあるにも関わらず、なぜiDeCoだけがこんなに勧められているのでしょうか?

その大きな理由は、税制面で色々な優遇があるからです。

iDeCoのメリット・デメリットは長いので別記事で詳しく解説していますが、最大のメリットは拠出金の全額所得控除です。

例えば毎月12000円、年間14万4000円を積み立てると、この14万4000円がそのまま所得控除に出来ます。

税率が23%の人であれば、14万4000円×0.23=約3万3000円の所得税が還付されることになりますね。

多くの所得控除は「医療費控除」であれば医療費として支払ったものに対する控除ですが、iDeCoの控除は言うなれば「積立」、つまり「貯金」した分に対して控除されているようなものです。

その他個人年金への控除もありますが「年間の上限が4万円まで」と上限が決められているので「全額が所得控除」というのはとても優遇された制度なのです。

この点が最もiDeCoが注目されている点です。

他にも運用益が非課税だったり、受取時も控除制度を利用出来たりとメリットがあるのですが、一方でデメリットがないわけではありません。

この点はデメリットも理解した上で加入をおすすめしますが、多くの人にはデメリットよりもメリットが上回る良システムだと思います。

iDeCoはどうやって始めればいいの?

iDeCoを始める場合、

  1. iDeCo専用口座の開設
  2. 毎月の積立金額を設定
  3. 積み立てたお金をどうやって運用するか自分で決める

というのが必要なステップになります。

このステップを順に解説していきますね。

iDeCo口座の開設

iDeCoの口座は各証券会社や銀行で作ることが出来ます。

どこで作るかのポイントは、

  • 口座の手数料
  • 積立出来る商品内容

を見て決めると良いと思います。

手数料については別記事でiDeCoのデメリットについてのところでも説明していますが、iDeCoは複数手数料がかかるので注意が必要です。

iDeCoにかかる手数料
  • 口座開設時の手数料
  • 口座管理手数料
  • 投資信託などを購入する場合、各ファンドの手数料

この中で証券会社毎に差が出るのは「口座管理手数料」で、これはiDeCo口座を持っている限り毎月かかる手数料です。

とはいっても各社で大きな差が出るわけではないのですが、ネット証券の方が銀行よりも手数料は低く、主なネット証券会社は積立設定を行う場合には大体口座管理手数料は一律171円です。

そして運用商品について比較すると、ネット証券の中でもiDeCoで低コストで魅力的な商品の選択肢が多いのは、

  • マネックス証券
  • SBI証券
  • 楽天証券

の3社です。

なかでもマネックス証券「eMAXIS Slimシリーズ」と呼ばれる手数料が低く優秀な投資信託の商品が揃っているので、これからiDeCoの口座を開設しようと思っている人には一番おすすめです。

以前投資信託に関する記事でも書きましたが、「インデックス投資信託」と呼ばれる指数連動型の投信で運用する場合、運用リターンは各社大きくは変わらないので出来るだけ手数料の安い商品を選ぶのが一番です。

投資信託のおすすめってどれ?選び方のポイントを解説するよ!

また、SBI証券にも2018年に新たに始まった「セレクトプラン」があり、「セレクトプラン」という低コスト投信の商品を多く揃えたプランがあり、「eMAXIS Slimシリーズ」の運用商品が選べるのでこちらもおすすめです。

私は2017年にSBIのオリジナルプランで既に開設してしまったのでeMAXISシリーズへの運用が出来ないのですが、これから新たに口座を開設する場合にはマネックス証券、もしくはSBI証券のセレクトプランでの開設をおすすめします。

各社とも口座開設の申込みをすると数日で申込み書類が送られてくるのでそれらを記入して提出します。

その際に、次で解説する毎月の積立金額を決めることになります。

毎月の積立金額を決める

iDeCoは自営業か会社勤めか、また会社で加入している年金によってその上限額が変わり、一ヶ月あたりの拠出金額上限は12,000円〜6,8000円と差があります。

私の場合は月12,000円がiDeCoの上限なのでこの満額を積み立てています。

銀行口座から毎月12,000円が自動で引き落としされる設定にしています。

この設定は各社でiDeCo口座の開設申込みを行うと送られてくる書類に詳細も書かれていますので、それに従いましょう。

会社員の方はiDeCoの口座開設時には職場に作成してもらわなければならない書類もあるので、その際に事務方に尋ねれば自分の拠出額上限がいくらになるのかも分かると思います。

積み立てたお金をどのように運用するか決める

口座開設が完了すると、各社証券会社のマイページから口座管理が出来るようになります。

上述のように、iDeCoは積み立てた金額をどのように運用するかを自分で決めなければなりません。

この運用益によって将来受け取れる金額も変わります。

ここで投資信託などに積み立てれば勿論元本割れのリスクもありますが、最終的に大きく受取額を増やすことも出来ますし、安全を取るなら元本保証の定期預金に全額預けることも出来ます。

ただし注意が必要なのは、掛金を全額定期預金とした場合は確かに元本割れはしないのですが、iDeCoは毎月「口座管理手数料」がかかります。

これは手数料の安いネット証券でも毎月171円かかります。

そして現在の定期預金の年利は0.02%なので、例えば毎月12000円の拠出額だと年間14万4000円に対して利息は28円くらいです。

これに対して口座管理手数料が毎月170円×12ヶ月で2040円年間でかかるので、積み立てた元本を考えると定期預金でもマイナスになってしまっているという落とし穴があります(^_^;

勿論将来的に金利が増えて定期預金の金利が上がれば改善される可能性はありますし、他の元本保証でないリスク商品を選ぶと更にマイナスになる可能性はありますが、今の金利時代だと多少リスク商品に積み立てた方が良いのではないかという気がします。。。

ちなみに、私のiDeCoの設定はこんな感じです。

毎月12000円の掛金のうち、日本株式を30%、先進国株式30%、新興国株式20%、不動産20%のように投資信託に振り分けています。

どの商品を、どの割合で買うかは自分で自由に選べます。

今から口座開設をするのであればマネックス証券で口座開設をしてファンド手数料の安いeMAXISシリーズの米国株式、先進国株式、新興国株式に入れると思うのですが、既にSBI証券のオリジナルプランで開設していたのでこんな感じの設定になっていますね。

運用商品の選び方ポイント

私はやはりこの超低金利の今の時代であれば、定期預金よりも投資信託への積立を検討した方が良いかなと思っています。

投資信託ってそもそも何かイマイチよく分かっていない…という方はこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

投資信託って何?資産運用初心者には投信の積立がおすすめ

投資信託は資産運用初心者でも始めやすいです^^

さらに投信の運用商品選びのコツやポイントはこちらの記事で解説しています。

投資信託のおすすめってどれ?選び方のポイントを解説するよ!

おまけ:私の現在のiDeCoの状況

私は2017年からiDeCoの積立を続けていて、(実は途中職場が変わった際の手続きを忘れて積立が止まってしまった時期が半年ほどあったのですが(^_^;)、トータルまる2年ちょっと分くらいは上記の投資信託に積立を続けています。

そして今の運用益の状況がこんな感じになっています。

拠出した元本が33万6000円に対して、現在の価格が37万9000円です。

約4万3000円のプラスの運用益になっています。

積立の設定が日本株30%、海外株式50%(先進国30%、新興国20%)、不動産REIT20%で、まだ始めて3年弱なのでこの比率に大幅な差は出ていません。

ちなみに、投資商品としては本来債券などを組み入れたりするべきという意見もあるのですが、数十年単位で十分な投資期間が取れる場合には、インフレも考慮すると株式が最もリスク・リターンが良くなると言われています。

「敗者のゲーム」より

なのでどうせiDeCoは60歳まで動かせないので30年運用する前提なら100%株式でも良いかなという考えです。

注意点としては、この考え方はリーマンショックのような株価の大暴落があったとしても、その間もコツコツ積立を続ければむしろ安く株を仕入れることが出来るので最終的には大きなプラスリターンが得られる、という発想が元にあります。

ところが若いうちの暴落は良いのですが、例えばiDeCoの解約直前、50代後半でこのような大きな株価の下落があった場合はかなり困ることになります。

ですのでその際のリスクヘッジをしたい人は債券の投信を組み入れたり、バランスファンドでの運用が良いのかなとは思います。

私は今は若いので株式多めの運用をしていますが、ある程度の年齢になったら徐々にiDeCo以外の資産で現金比率を高めていくつもりです。

まとめ – iDeCoとは?始め方と運用商品選びについて

今日は色んなところで言葉を聞くようになったiDeCo、個人型確定拠出年金について、その概要と始め方の手順や運用商品選びのポイントを書いていきました。

次回の記事では、iDeCoのメリットとデメリットをもう少し詳しく解説していきます。

多くの人にとってはメリットの大きい制度ですが、勿論デメリットがないわけではありません。

この点を理解した上で加入するかどうかは自分の判断で決めていきましょう!

それでは^^

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